PowerPointで書く
ここでは,PowerPointで図を書く方法について紹介します. PowerPointで図を書くことは一見簡単なように見えますが,論文中に取り込むにはそのサイズやフォントを厳しくチェックする必要があります. このため,図を挿入する手順は若干煩雑になります.
Table of contents
論文に図を入れる手順
PowerPointで図を書く際には,必ず次の手順で図を書くようにしてください. これを守らないと,論文の体裁と図の体裁が一致しない可能性があります.
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論文の配置を決定する
論文中に入れる図の数などをもとに,図が1枚のときなどを参考にして配置を決めます. ここでは,論文中に図が1枚のときのような例を貼り付けるだけで良いです.
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入れる図のサイズを決定する
図のサイズを決定するため,以下のような長方形を
image
関数の代わりに挿入します.rect(width: 10cm, height: 6cm)
この
width
とheight
の値を調整して,自分が入れたい図のサイズに調整してください. -
PowerPointの用紙を2.で決めた大きさにする
- PowerPointを立ち上げ,
デザイン/スライドのサイズ/ページ設定
を開く - 2.で決めた
width
とheight
の値を入れて,ページの大きさを変更する
- PowerPointを立ち上げ,
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PowerPoint上で図を書く
- 文字を入れるときは原ノ味明朝フォントとし,文字サイズは12ptとしてください.
- 数式フォントはLatin Modern Mathを設定してください.(数式環境でたまにバグが発生しますが,現状のPowerPointでは修正できないようです)
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出力する
出力形式に
pdf
を選択し,出力します. -
pdf
をsvg
に変換するターミナル上で,
pdf2svg
コマンドを入力し,変換しますpdf2svg test.pdf test.svg
出力後,これを
figure
フォルダに入れます -
rect
関数を再びimage
関数にする例えば,
test.svg
を出力した場合は,次のように書きます.image("../figure/test.svg", width: 10cm)
このとき,
width
に2.で設定した幅を入れてください.